シーズン終盤を迎えた東京湾ジギングシーバス。
深川・吉野屋さんにて出船
0302 (1)0302 (5)春の陽気と寒の戻りが交互に訪れる季節となり、暖かい南風に乗るようにベイトとなるカタクチが湾奥に向け、どんどん入り込んで来てます。

それを追うように良型のシーバスが、ベイトの溜まるエリアに固まってきているようです。
ポイントへ向う船から眺めていると、湾奥のあちこちで大きな鳥山が出ていました。


この日真っ先に入ったポイントが、まさにそんなエリアの一つ、停泊するタンカー。
木更津沖、水深25m程のフラットエリアに浮く巨大なストラクチャー。

夜間は明るい照明が常時水面を照らし、日中も陽射しを遮る大きな影が出来る。
しかも潮通しは最高で、なによりイワシが離れない。
そんな場所だけにシーバスの群れが入っていれば、高確率でイタダキなポイントです。


飛び交うカモメがタンカーの周りを囲んでいて、見るからにベイトが付いてそうな雰囲気。
0302 (3)0302 (2)
まずはベイトのカタクチとサイズ、フォルムがピッタリの「ワイプアウト・ショートタイプ80g」からスタート。

陽射しが遮られシェードとなっているタンカーの際スレスレにジグを打ち込み、ボトムまでフォールさせていく。
着底したら小刻みなアクションを加えつつ10mほど誘い上げ再びフォール。



バイトのほとんどがこのフォール時で出る。
ラインに現れる僅かな変化を見逃さないよう、変化が有れば即フッキング出来る体制で集中する。


喰ってくる魚はどれも型揃いでコンディションのいい魚ばかり。
引きも強烈で掛かると取り込むまで一苦労。

高活性状態に入るとシャクリ上げてくる最中の「巻き」でもバイトが出るようになる。
しかし単調なアクションで釣り続けると、すぐにバイトが遠のいていくので、スピードやアクションのピッチ、カラーなどバリエーションを変化させ、魚にルアーを飽きさせず反応を継続させる事が重要。


潮が早くなり流れにラインが持っていかれ、80gではフォールスピードが遅くなったせいなのか、バイトがちょっと出難くなった。
0302 (4)そこでジグを「ワイプアウト・ショートタイプ100g」にサイズチェンジ。

ジグを重くした事でフォールスピードが戻り、バイトのペースが上がる。

そのまま沖上がりの時間まで喰いは止まらず、アベレージ60cm〜75cmサイズが連発となる最高の一日となりました。